ネット証券会社の中では中堅にあたる岡三オンライン証券ですが、大手ネット証券に負けるとも劣らない取引手数料、そしてIPO株購入の面で大きなメリットがある証券会社です。
10万円以下の株をワンショットで買いたい人、これからIPO株をどんどん買っていきたい、または将来的にIPO株購入を検討している人におすすめの証券会社です。
手数料を抑えて株投資をしたい方やIPO株購入を検討の方は必見です。
岡三オンライン証券提供の投資商品
手数料を確認する前に、岡三オンライン証券がどんな投資商品を取扱っているのか確認しておきましょう。以下の投資商品を提供しています。
岡三オンライン証券の取扱商品 |
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現物株式 |
信用取引 |
投資信託 |
先物・オプション |
FX(くりっく365) |
店頭FX |
CFD(くりっく株365) |
NISA |
ご覧の通り、岡三オンライン証券では様々な投資商品が取扱われていますが、投資の基本となるのは現物株式取引です。
とりわけ株投資をしたことがない人は、初めは現物株式取引を行なうことになるでしょう。
先物・オプションやFX投資も魅力的な投資商品ですが、投資をしたことのない初心者が初めに手をつける投資商品とは言えません。初めはなるべくリスクの低い商品で投資を行ない、それからFXや先物投資を行なうことをおすすめします。
中級者向けの岡三オンライン証券の手数料
岡三オンライン証券で取引をするか否かの一つの決め手になるのは、現物株式取引手数料です。岡三オンライン証券の株式取引手数料は、とりわけ株投資経験のある中級者向けの手数料形態となっています。
岡三オンライン証券には2つの株式取引手数料コースがあります。
岡三オンライン証券の株式取引手数料コース |
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1.定額プラン |
2.ワンショット |
定額プランは、1日に何度売買しても手数料は一律のものです。1日の内に何度も取引を行なうデイトレーダー向けの手数料プランと言えます。
一方でワンショットコースは、1回の取引ごとに手数料がかかる手数料コースになります。取引回数がそれほど多くなく、1つの株を腰を据えてじっくり保有するタイプの人向けの手数料プランとなっています。
定額プランは最安水準だが中級者向け
定額プランの手数料を見てみますが、岡三オンライン証券の定額プランは業界最安水準と結論付けできます。以下の比較表をご覧ください。
1日ごとの取引手数料(税抜) | ||
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10万円以下 | 20万円以下 | |
ライブスター証券 | 400円 | 400円 |
松井証券 | 0円 | 300円 |
GMOクリック証券 | 213円 | 213円 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 200円 |
マネックス証券 | 2,500円 | 2,500円 |
SBI証券 | 96円 | 191円 |
楽天証券 | 429円 | 429円 |
(2016年1月7日現在)
1日ごとの取引手数料、つまり岡三オンライン証券でいう定額プランにあたりますが、10万円以下の取引に限り業界最安は松井証券です。20万円以下の取引手数料で最も安いのはSBI証券で191円です。
10万円以下の取引手数料で第3位の99円、20万円以下の取引手数料は第2位の200円となっています。業界最安ではありませんが、業界最安水準と言えます。
ただし、定額プランを活用してデイトレードをするのは、株投資の経験がある中級者です。
ある程度取引技術が求められるデイトレードは株初心者は避けるべきですので、岡三オンライン証券の定額プランは低めに設定されているものの、利用すべきなのは株投資中級者以上と結論づけたいと思います。
すでに何回か株取引をした経験のある中級者の方は、定額プランを活用したデイトレードを検討しても良いかと思います。
10万円以下の売買ならワンショットコースの利用もあり
ワンショットコースの手数料は、10万円以下の取引に限り業界最安水準となっている岡三オンライン証券です。ワンショット手数料も他社と比較し、その安さの程度を把握してみます。
1約定ごとの取引手数料(税抜) | ||
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10万円以下 | 20万円以下 | |
ライブスター証券 | 80円 | 97円 |
カブドットコム証券 | 90円 | 180円 |
GMOクリック証券 | 88円 | 98円 |
岡三オンライン証券 | 99円 | 200円 |
マネックス証券 | 100円 | 180円 |
SBI証券 | 139円 | 185円 |
楽天証券 | 139円 | 185円 |
(2016年1月7日現在)
ご覧の通り、1約定ごとの手数料、つまりワンショット手数料において、10万円以下の取引、20万円以下の取引の両方において業界最安はライブスター証券となっています。
10万円以下の取引における岡三オンライン証券の取引手数料を見てください。手数料は99円で、業界口座開設数No.1のSBI証券とNo.2の楽天証券との開きが40円あります。10万円以下の取引手数料が100円に満たない岡三オンライン証券、業界最安水準と言って良いでしょう。
しかし、20万円以下の取引においては岡三オンライン証券の手数料はワースト1です。
それら手数料形態を鑑みると、10万円以下の取引限定ならば岡三オンライン証券利用にメリットがあります。20万円以下の株を買うときは、岡三オンライン証券以外の証券口座、とりわけ手数料最安のライブスター証券またはNo.2のGMOクリック証券が妥当です。
それなら岡三オンライン証券口座を利用するメリットが半減するのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
IPO株を狙いたい方は、岡三オンライン証券で口座開設するメリットがあります。
IPO投資をするなら事前入金の要らない岡三オンライン証券がイチオシ
IPO投資をするなら岡三オンライン証券での口座開設は必須です。
IPO(新規公開株)を買い初値で売るのは、一つの投資手法として有効ですが、どの証券会社でIPO株を買うかが肝心です。
IPO株購入を申込んでも抽選に当選しなければ実際に購入することができませんし、IPO購入の申込手続きも証券会社によって違うのです。
そこで注目したいのは、購入申込手続き方法が便利な岡三オンライン証券です。
一般的な IPO株購入申込手順
岡三オンライン証券のIPO株購入申込方法は、その他証券会社の申込方法よりも簡素化されているのでスムーズな申込が可能です。
一般的なIPO株申込方法は以下の通りです。
一般証券会社のIPO株申込方法 | |
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1 | 購入希望額と購入単元数申請 |
2 | 申込分金額を入金 |
3 | 抽選 |
4 | 抽選結果通知 |
大部分の証券会社では表の1~4の順序でIPO株購入申請を行なうことになります。
簡単に概要を説明すると、IPO株の仮条件(○○円~○○円で申込を受付)に基づいて、購入希望額と希望購入数を申請します。
仮にその金額が合計15万円ならば、15万円を該証券口座に入金する必要があります。
そして抽選に当選すれば購入申請を行ない15万円を正式に支払い、落選ならば事前に入金した15万円は口座にそのまま残ることになります。
抽選に落選したら資金移動はしないですみますし、抽選に当選したら資金を証券口座に入金すれば良いわけです。
つまり、事前入金という条件がなければ、余計な資金移動がなくなるので便利なのです。
実は、IPO申込において事前入金不要の証券口座が岡三オンライン証券なのです。
また、IPO申込時、また購入時に手数料はかかりません。IPO購入の抽選に当選したなら、その株式代金を支払うだけです。15万円のIPO株購入に抽選したなら、15万円だけを支払い、その他取引手数料は一切かかりません。
これからIPO株をどんどん申込みたいという人、将来的にIPO株を買ってみたいという人には、資金移動をスムーズに行なえる岡三オンライン証券がイチオシです。