アイドルファンド

アイドルファンドの失敗例とその原因

アイドルファンドの先駆けとしては2003年に登場したジェット証券が挙げられます。

このジェット証券が初めてアイドルに投資することにより、そのアイドルのプロデュースに参加できるようになる、そしてそのアイドルが売れた場合にはその収益を還元するという形の投資商品であるアイドルファンドを売り出しました。

しかし、このジェット証券は2009年に消滅してしまいました。その後、同様のアイドルファンドという投資商品を胃にしあ・スター証券という会社が発売しました。

しかし、この会社も2013年には破産するという憂き目にあっています。 このようにアイドルファンドという投資形態を手掛けた会社が10年のうちに2社とも倒産している原因は単純です。つまり、アイドルをプロデュースするという事業が採算性が非常に悪いためです。キラ星のような才能をたくさん抱えている大手の芸能プロダクションでも抱えているタレントの大部分は事務所の持ち出しで赤字となっており、一部のブレイクしているタレントが営業で稼ぐ黒字によってその赤字を埋めるという形で何とか経営を保っています。

多士済々といったタレントの陣容を誇る大手芸能プロダクションにおいて、その道のプロであるマネージャーが考えに考えた戦略で売り出したとしても売れるタレントは本当に一握りです。

また、そのような売れっ子になったアイドルでもデビューして即売れるというケースはほとんどなく、例えば、今現在多くのファンを抱えているperfumeは非常にブレイクまでがスムーズにいったケースですが、それでも6年以上の月日を要しています。

ブレイクする可能性も低く、またブレイクするとしてもその間の期間が非常に長く黒字化に時間がかかる、このような圧倒的な投資効率の悪さがアイドルファンドの失敗原因となりました。